産業廃棄物の適正処理とは?ー有限会社 鈴木商店

query_builder 2021/09/02
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産業廃棄物は、定められた処理基準に従って、適正に処理しなければなりません。処理とは、分別、保管、収集・運搬、中間処理、最終処分又は再生です。

さらに、その処理を産業廃棄物処理業者などに委託するときは、委託基準を遵守しなければなりません。

9月2日の朝日新聞に、茨木県内で不法投棄が増えているという記事がありました。

「大型ダンプ12台で現れ、道路脇などに産業廃棄物を捨てていく」「17年度には77件に減った」が「20年度は197件まで激増した」らしいです。

これは、産業廃棄物業者にだけ責任がいくのではなく、廃棄物を排出した排出事業者にも責任があると廃掃法で定めています。

排出事業者が、産業廃物処理業者をきちんと選ぶことが大切になっています。


廃掃法と委託の仕方

廃棄物の処理及び清掃に関する法律(廃掃法)


日本において廃棄物の定義から処理に関することまで記されているのが「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」です。通称、廃掃法といいます。

廃掃法は昭和45年に廃棄物の排出抑制と処理の適正化により、生活環境の保全と公衆衛生の向上を図ることを目的とした法律です。

現在に至るまで、時代に合わせて少しずつ変化しています。

法律を軸に、政令や施行規則があり、廃棄物処理に関わる具体的な事項もこと細かく定められています。私たちのような、廃棄物処理許可業者はこの法令の下に遵守しています。



処理委託契約とは


簡単に委託の仕方の流れを見ていきます。

  1.  産業廃棄物の物量とどのようなものかを確認
  2.  作業運搬や処分が出来る業者に連絡をとる
  3.  作業前に処理委託契約を書面でする。
  4.  産業廃棄物とマニフェストを処理業者に引き渡す
  5.  最後まで処理されたかを確認
  6.  マニフェスト交付状況を次年度6月30日までに最寄りの行政に行う

 

 

大切な処理委託契約についてポイントは4つあります。

  1 二者契約

  排出事業者と収集運搬業者か、排出事業者と処分業者の二者の契約になります。

 

  2 契約は書面で

  契約を書面ですることは委託基準により義務づけられています。

  (電子契約も認められている)

 

  3 廃掃法の「施行規則」で定められた項目を盛り込む

  

  4 契約書に許可等の写しを添付

  書類は5年保存です。



マニフェストとは


マニフェストとは不適切な処理による環境汚染や社会問題となっている不法投棄を未然に防ぐために使用します。

具体的には、産業廃棄物が適切に処理されたかどうかを確認します。そして、産業廃棄物の処理の流れを記録に残すことです。



  

公益社団法人

全国産業資源循環連合会HPより

 


処理を委託する業者の選定は以上を踏まえ十分審査しておこないましょう。

関係行政機関、協会等から情報を得ることが出来ます。

適正処理ができる許可業者を選んでください。

 


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