基板の価値とその処分
基板とは?
基板とはプリント基板にIC、コイル、抵抗、コンデンサ等の電子部品を実装したものです。銅箔が張り巡らされており、そこに電子部品を取り付けることで、電気回路を構成しています。 電子基板と呼ばれることもあります。パソコン、サーバ、医療機器、産業ロボット、自動車、航空機に至るまでありとあらゆる機器において使用されており、今やどんな電子機器もプリント基板なしでは作れなくなっています。 基板には、金、銀、パラジウム等の希少金属が含まれており、これらの希少金属を取り出し、リサイクルするのが主目的です。 もちろん基板には銅、アルミニウム、鉄等も含まれますが、これらは先の希少金属に比べると価値が格段に低いため、 銅や真鍮、アルミニウムステンレス、鉄、プラスチック、及びそれらで構成された部品等が多く含まれる基板の価値は大きく下がります。
基板の価値
基板スクラップには金・銀・パラジウムの3種類の貴金属、そして銅が含まれています。 基板の買取は重さ単位(円/kg)で行いますが、 その価値は幅広く、価値の高いものから、価値ゼロ、及びマイナスの産廃行きのものまであります。 先述したように、基板は様々なところで使用されており、質が異なります。 これは、基板から採れる希少金属の割合が大きく異なるということになります。 なので現物を見ないと価値(値段)はわからないということになります。 そしてこの基板を種類ごとに分けるということも重要です。質の良い基板と、質の悪い基板を分けるということもかなりの手間がかかりますし、基板の価値という知識も必要です。
基板の質
繰り返しになりますが、基板の質は幅広いです。重要なのは、非常に少量含まれている希少金属の割合です。よって、希少金属以外のもの(銅、真鍮、アルミニウム、ステンレス、プラウチック等)が付いていると、希少金属の割合が大きく下がることになり、基板の質が下がります。また、電子部品であっても、コンデンサや抵抗等、希少金属があまり含まれていない部品が付いている場合も質は下がります。 同じ基板でも、家電系の基板もここに属します。 反対に、上質なものはICチップという集積回路が密度高くついている基板です。またCPUという中央処理装置が密度高くついている基板も、価格が高くなる傾向にあります。
基板の処分
基板に含まれている希少金属。私たちに身近にある電子機器から採れるので、都市にある鉱山という意味で「都市鉱山」と呼ばれています。 これらの資源を生かすために、弊社は精錬所へお任せしています。精錬所では、電子基板から電子部品や各種金属を分離、再資源化しています。 限られた資源を日本で再資源化し、再利用していきます。
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